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  • アスラニアン・ローリンズ / ドライ・レッド・ワイン L. 2020-041

アスラニアン・ローリンズ / ドライ・レッド・ワイン L. 2020-041

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生産者:Aslanian Rawlins / アスラニアン・ローリンズ
ワイン名:Dry Red Wine L. 2020-041 / ドライ・レッド・ワイン
ブドウ品種:セヴ・アレニ100%(自根・樹齢150年以上)
ワインタイプ:赤
生産国:アルメニア
地域:ヴァヨツ・ゾル
ヴィンテッジ:2020
容量:750ml
古木のアレニ・ノワールが映す、アルメニアの乾いた大地
アルメニア南部ヴァヨツ・ゾルの標高1000mを超える山岳地帯で、無灌漑の古木から造られる赤ワイン。畑は標高の高い乾燥地に位置し、年間降水量も少ない。昼夜の寒暖差が大きく、乾いた空気によって病害の発生も抑えられるため、農薬散布を最小限に留めた栽培が可能となっている。使用されるのは、セヴ・アレニとも呼ばれるアルメニア固有の古代品種アレニ・ノワール。数千年にわたりこの地で栽培されてきた品種であり、乾燥した環境に適応した小粒の果実から、凝縮感と酸を併せ持つ独自の味わいが生まれる。
2020-041は、熟した赤果実やドライハーブを思わせる風味に、土や紅茶のような落ち着いたニュアンスが重なる。15.5%という高いアルコール度数を備えながらも、標高の高さ由来の冷涼感によって重たさに偏らず、乾いた土地の力強さと繊細さが共存する仕上がり。醸造はグラスファイバータンクで行い、亜硫酸添加やフィルター処理も施していない。
アスラニアン・ローリンズについて
アルメニア人のマラルと、アメリカ出身のアーロン・ローリンズが、アルメニア南部で立ち上げたワイナリー。アーロンはもともとワイン業界とは無縁で、アメリカでは料理人として働いていた。しかし、料理を通してワインへの関心を深め、やがて醸造を学ぶためジョージアへ渡る。カヘティ地方でニカ・バヒアのもと数年間研鑽を積んだ後、アルメニアへ移住。2016年に自身初となるワインをリリースした。
彼らが目指したのは、テロワールを可能な限り純粋に表現するワイン造りである。そのために選んだのが、ヴィティス・ヴィニフェラ発祥の地ともされるコーカサス周辺地域──アルメニア、ジョージア、アゼルバイジャン、イラン北部、トルコ東部に連なる土地だった。乾燥した厳しい気候条件により病害の発生が少なく、ボルドー液や硫黄などの散布も最小限に抑えることができる。
栽培から醸造に至るまで、彼らの哲学は一貫している。「ワインを操作するのではなく、ワインが自分自身でいられるようにすること」。セラーでも亜硫酸添加や清澄、フィルター処理を行わず、ブドウ本来の表現を最大限に引き出すことを重視した。また、醸造容器や道具も極力ニュートラルなものを選び、醸造は主にグラスファイバータンクで行われていた。
しかし近年、灌漑を行わずにブドウ栽培を続けることは、気候変動の影響もあって年々困難になっていった。彼らは2023年、惜しまれながらも廃業を決断。アスラニアン・ローリンズのワインは、いまや限られた本数のみが残る存在となっている。

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