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オーディンスタールの個性を読み解く③
¥12,320(税込)
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高標高の白ワインを飲み比べる
ドイツのプファルツ、森に囲まれた標高350mの高台にあるオーディンスタール。プファルツでも特に冷涼なこの場所では、収穫は周囲の畑より2週間ほど遅くなる。標高350mという高地の冷涼な環境で、玄武岩を含む火山性土壌に育つのは、ゲヴュルツトラミーナー。華やかな香りと豊かな果実味を持ち、ともすれば重厚になりやすい品種だが、華やかな香りと豊かな果実味を持ち、ともすれば重厚になりやすい品種だが、このワインではその芳香はどこか抑制され、果実味にも軽やかさと繊細さが感じられる。高標高の冷涼な環境が、こうした表情にどのように関わっているのかも興味深い。
一方、シチリア・エトナ山東斜面、ミロ村。イ・クストーディのインブリスが生まれるコントラーダ・カゼッレの畑は、海抜900mに位置する。眼下にはイオニア海、その背後には巨大なエトナ山。火山由来の砂やラピッリ(火山の噴火で降り積もった小さな火山礫)、軽石を含む土壌に、シチリアの地場品種カッリカンテが根を張る。「Imbris(インブリス)」はラテン語で「雨」を意味する言葉に由来する。エトナ東斜面のミロは、海から運ばれる湿った空気がエトナ山にぶつかるため降水量が多く、その気候を象徴する名でもある。強い陽光を受けるシチリアにありながら、標高900mという高さに加え、イオニア海からの影響や風、豊富な降水が、この土地に独特の冷涼さをもたらしている。そうした環境のなかでカッリカンテは成熟し、その持ち味である高い酸と引き締まった骨格を保つ。
標高350mのプファルツと、900mのエトナ。数字だけを見れば大きく異なるが、いずれもそれぞれの産地では高標高の畑である。ゲヴュルツトラミーナーとカッリカンテ、2022年と2019年、風景も品種も異なる二つのワインに、高い標高と冷涼な環境はどのような表情を与えるのか。火山性土壌というもう一つの共通点にも目を向けながら、二つの土地が生む個性を飲み比べてみては。
オーディンスタール|ゲヴュルツトラミーナー 350NN 2022
[ワイン①]
生産者:Odinstal / オーディンスタール
ワイン名:Gewürztraminer 350 NN / ゲヴュルツトラミーナー 350NN
ブドウ品種:ゲヴュルツトラミーナー
ワインタイプ:白
生産国:ドイツ
地域:プファルツ
ヴィンテッジ:2022
容量:750ml
*オーディンスタール|ゲヴュルツトラミーナー 350NNの詳細はこちら(別ヴィンテッジ)
イ・クストーディ|インブリス エトナ・ビアンコ・スペリオーレ 2019
[ワイン②]
生産者:I Custodi / イ・クストーディ
ワイン名:Imbris Etna Bianco Superiore / インブリス エトナ・ビアンコ・スペリオーレ
ブドウ品種:カッリカンテ
ワインタイプ:白
生産国:イタリア
地域:シチリア
ヴィンテッジ:2019
容量:750ml
*イ・クストーディ|インブリス エトナ・ビアンコ・スペリオーレ 2019の詳細はこちら

