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  • イ・ヴィニェーリ / ヴィヌディリーチェ 2021(マグナム)
  • イ・ヴィニェーリ / ヴィヌディリーチェ 2021(マグナム)

    サルヴォ・フォーティ

  • イ・ヴィニェーリ / ヴィヌディリーチェ 2021(マグナム)

    畑の様子

I Vigneri

イ・ヴィニェーリ / ヴィヌディリーチェ 2021(マグナム)

14,300(税込)

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生産者:I Vigneri / イ・ヴィニェーリ
ワイン名:Vinudilice / ヴィヌディリーチェ
ブドウ品種:アリカンテ、グレカニコ、ミネッラ他
ワインタイプ:ロゼ
生産国:イタリア
地域:シチリア
ヴィンテッジ:2021
容量:1500ml
過酷な立地からうまれた透明感とミネラルを湛える美しいロゼ
Ilice(イリーチェ)はシチリアではヒイラギガシを意味し、Vinudelicheとは「ヒイラギガシの森のワイン」を意味する。森の中にある0.5haほどの小さな畑で、標高1,100mの西向き斜面に位置し、ブドウの生育できるほぼ限界の高さ。そこには1900年ごろに植樹されたアリカンテ、グレカニコ、ミネッラなど白黒10種類以上の品種が混植されている。手作業で収穫して、複数品種が混ざったまま房ごと圧搾、果汁をステンレスタンクに移して30時間ほど沈殿清澄し、野生酵母で発酵・ステンレスタンクで6カ月間熟成。
イ・ヴィニェーリについて
シチリアで生まれ育った栽培醸造家サルヴォ・フォーティが、エトナ山麓で受け継がれてきた伝統的なワイン造りを守り、次世代に受け継ごうという志を立てたのは約30年前。地元出身者で葡萄栽培の職人集団「イ・ヴィニェーリ」を結成し、同名のワイナリーを立ち上げた。栽培手法はエトナの伝統的なアルベレッロ。つまり栗の木の支柱を四角形の四隅と真ん中に配置して、それぞれに添えてブドウ樹を一本ずつ植えます(古代ローマ時代から伝わるquincunx式)。この方式は土地を効率よく利用することができ、周囲をさえぎるものがないため風通しがよく、病気になりにくく、さらに幾何学的に美しい。1haあたり1万本と植樹密度も高く、持続可能性の高い優れた手法なのだとサルヴォは胸を張って言う。ブドウ畑はエトナ山の周囲3か所、標高400~1000mの高原にあり、醸造は2013年にエトナ山東側に開設した、パルメントと呼ばれる伝統様式の醸造所で行う。土地の斜面を利用した3階建ての建物で、最上階には溶岩をくりぬいた酒槽があり、収穫作業者達は素足と柳の枝を編んだ円盤でブドウを踏みつぶす。果汁はポンプを使わず重力を利用して発酵用のタンク移される。高原にあるので収穫期は冷涼で、ブドウの成熟と発酵はゆっくりと進む。そしてワインの貯蔵庫となるスペースは地中にあるため、夏でも適切な温度と湿度が自然に保たれる。フラッグシップのヴィヌペトラに用いるネレッロ・マスカレーゼは樹齢100年以上の古木。他にも全房圧搾やアンフォラ熟成を必要に応じて活用するなど、伝統に敬意を払い、重んじながらも創意工夫を忘れず、新しい地平を探求し続けている。

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