2023/07/03
夏のシチリア
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夏になると、シチリアのワインが無性に恋しくなります。果実香と獣臭や石灰が混じった難解ではないけれども複雑な香り、少し厚みを感じるボディとそれを支える酸、そして液体としての冷涼感。そこで、今回はクオリティの成長が目覚ましいイ・クストーディのワインをピックアップ。
<イ・クストーディ>
カターニャ出身のオーナー、マリオ・パオルーツィが2007年に立ち上げたワイナリー。若くしてエトナ山の赤ワインに心惹かれるものがあったが、醸造家サルヴォ・フォーティ(イ・ヴィニエーリの醸造責任者)と出会い、加速的にワイン醸造にのめりこんでいった。エトナ山の北部に赤ブドウ、東部に白ブドウ、合わせて11.8haのブドウ畑を所有しており、栽培はサルヴォ率いる、イ・ヴィニエーリの栽培家グループに委ね、醸造もサルヴォがコンサルタントとして関わっている。マリオはエトナで生まれ育ったわけではないが、サルヴォの考えに深く共感し、伝統的なそしてクオリティワインを造るためには、ブドウはアルベレッロ仕立てであるべきだと、強く信じている。モガナッツィのワイナリーの建設(2016年)の際に、すでにグイヨー仕立てで畑に植えられていたブドウ樹を引き抜き、すべてアルベレッロへと仕立てるべく植え替えてしまった。それだけエトナの伝統への思いは強い。
■エッセイ
・『ラシーヌ便り』no. 170 「イ・クストーディ」
・合田玲英のフィールド・ノートVol.78 《 ゴウダレイの注目ワイン! 》
夏になると、シチリアのワインが無性に恋しくなります。果実香と獣臭や石灰が混じった難解ではないけれども複雑な香り、少し厚みを感じるボディとそれを支える酸、そして液体としての冷涼感。そこで、今回はクオリティの成長が目覚ましいイ・クストーディのワインをピックアップ。
<イ・クストーディ>
カターニャ出身のオーナー、マリオ・パオルーツィが2007年に立ち上げたワイナリー。若くしてエトナ山の赤ワインに心惹かれるものがあったが、醸造家サルヴォ・フォーティ(イ・ヴィニエーリの醸造責任者)と出会い、加速的にワイン醸造にのめりこんでいった。エトナ山の北部に赤ブドウ、東部に白ブドウ、合わせて11.8haのブドウ畑を所有しており、栽培はサルヴォ率いる、イ・ヴィニエーリの栽培家グループに委ね、醸造もサルヴォがコンサルタントとして関わっている。マリオはエトナで生まれ育ったわけではないが、サルヴォの考えに深く共感し、伝統的なそしてクオリティワインを造るためには、ブドウはアルベレッロ仕立てであるべきだと、強く信じている。モガナッツィのワイナリーの建設(2016年)の際に、すでにグイヨー仕立てで畑に植えられていたブドウ樹を引き抜き、すべてアルベレッロへと仕立てるべく植え替えてしまった。それだけエトナの伝統への思いは強い。
ヴィヌヤンク テッレ シチリアーネ 2015 ¥4,620(税・送料込) |
ピストゥス エトナ ロッソ 2020 ¥3,960(税・送料込) |
■エッセイ
・『ラシーヌ便り』no. 170 「イ・クストーディ」
・合田玲英のフィールド・ノートVol.78 《 ゴウダレイの注目ワイン! 》